信じる力を喪失させるネット社会
- 2015.02.26 | ストレスケア
文化庁が調査した2000人のうちおよそ半数が、
「1か月に1冊も本を読まない」と回答している。
勉学に勤しんでいるはずの大学生でも、
驚くことに、40%が1日の読書時間が
ゼロという調査結果もある。
近年、ほとんどの学生がインターネットの
検索サイトに頼って論文を執筆、情報を羅列するものの、
持論を展開するのが苦手になっているという。
いや、大学生だけではなく、小中学生もネットを使って
宿題を仕上げている。
ネット検索スピードは格段に向上し、
閲覧する情報量は急増。
わずか1秒で、表示された情報が
有用かどうかの判断を下しているという。
この判断で本当に大丈夫なのか。
是か非かの識別の連続で、
感性を引き出す機会を失い、理性を喪失させ、
信じる力が弱まっている時代ではなかろうか。