おもしろいという見方。
- 2011.12.27 | 自己実現/自己向上
西洋は少しでも形が崩れれば、それを不良品という。
日本は、それを「おもしろい」と表現する。
例えば、陶芸がそうである。
ゆえに、私は陶芸を鑑賞することが好きである。
ここに、茶碗があるとする。
パッと見て、バランスを把握する。このバランスは、
大地と関わり、これは、座りの良さである。
次に手にとって茶碗に触れる。
触れるということは、茶碗からも触れられているということになる。
直感的な感性に任せて、感触を楽しみ、自分との相性を確かめる。
しかし、相性の合うものには、親しみは覚えるが、新鮮さがない。
また、相性の合わないものは、手の馴染みが悪い。
相性ではなく、ただ、感動するものには、自分の中にある何かを引き出す力を持っている。
それが天来、インスピレーションである。