震災による心的外傷後ストレス障害(PTST)への対応
- 2011.03.17 | ストレスケア
心的外傷後ストレス障害・PTSD(Post-traumatic stress disorder)は
今回の震災のように危うく死ぬ、または重症を負うような出来事の
後に起こります。
主な症状は、精神的不安定による不安、不眠などの過覚醒症状。
トラウマの原因になった障害、関連する事物に対しての回避傾向。
事故の目撃体験等の一部や、全体に関わる追体験
(フラッシュバックともいいます)
上記の症状を1ヶ月以上持続している場合にはPTSD、
1ヶ月未満の場合にはASD(急性ストレス障害)と診断されています。
このようなストレス障害を緩和、重篤な状態になるのを
避けるためには、早期の介入が不可欠です。
まず、現地で出来ることは、
「声をかけあうこと」です。
些細なことでも声をかけることで、心理的な不安を除き、
新たな不安を持たないように有害な情報を防御することが大切です。
次に、すでに震災で出来しまった「有害な回路を遮断」することです。
そのために、筋システムを使ったリラクセーション法を活用してください。
前日と前々日のブログに紹介しています。
大変な状況ですが、紹介している方法は数分で実施できます。
また、周囲の人々とのコミュニケーションにも大いに役立ちます。
この難局を乗り越える方法は「隣人と信念と希望」だと思います。