カウンセリングの要素
- 2011.03.11 | ストレスケア
こんにちは、いつもお付き合い下さり、
ありがとうございます。
皆さんに励まされながら、ストレスケアカウンセリングについて
記述を続けていきます。
カウンセリングにはいろいろな要素が含まれています。たとえばコンサルテーション、相談と言う意味ですが、「子供が学校に行けなくて大変困っている」という相談があります。
これはいわゆるコンサルテーションですね。カウンセラー側は「お母さんが成績のことでうるさく言ったりしているのではないですか」「少し子供を休ませてあげなさい」と助言やアドバイスをします。これも実はコンサルテーションなのです。したがって一般的に言われているカウンセリングにはこのようなコンサルテーションが含まれていると考える必要があります。
ソーシャルワークという働きもあります。これは社会福祉制度を問題のある個人に対して、どのように提供をしていくかということを考えることですが、ここにもカウンセリングの技術は必要になり、相談を受けてその個人にどのような福祉を活用すべきか、どのような仕組みをこの人に利用したほうがいいのかを考えていく。そういった流れからもソーシャルワーカーにもカウンセリングのひとつの働きがあると思います。
それからもう一つはガイダンスを考える必要があります。自己成長を進めるためにはいろいろその人が知識や技術を身につけなければいけません。
自己成長の動機付けを行い、より高次な目標に向かって進めるように援助していく。そこには自己成長や行動、知的活動の情報提供も含まれます。
カウンセリングというのはコンサルテーション・ソーシャルワーク・ガイダンスなどの要素を含んで働きかけていると考える必要があります。
ストレスケアカンウセラーの立場を考えると、ストレスケアカウンセリングとはリラクセーション状態を作り出す為にカウンセリングの持つ働きかけを応用することになります。
そしてその応用の仕方は、リラクセーションプログラムを進めていく上で必要な信頼関係をどう構築していくかという問題に視点をおいています。
したがって、その内容はホメオストレッチを行うために他者とどのような信頼関係を築いていけばよいか、またどのような働きかけをすれば信頼関係を構築できるのかについて学習を進めていくことが求められます。
一般的にカウンセリングの目標は、生まれてこのかた培われてきた行動、思考のパターンなどの積み重ねを望ましいものに変えていこうというものであり、これは行動変容と呼ばれています。または、適応促進ですね。
私たちは、さまざまな環境に適応していく必要性がありますが、その力または能力を身につけていこう。それがカウンセリングの目標であるといえます。
一般的なカウンセリングとストレスケアは、これまで述べてきたような目標と共通点がありますが、その状態を対話だけに頼らず、生理学的なリラクセーション状態を作り出す、ことによってその働きを育てていこう。あるいは働きを高めていこうとしているのです。
身心一如が基本なのです!