心の触れ合いについて
- 2011.02.26 | リラクセーション
今日は認定コースの最後の単元です。
日々の積み重ねがなによりの準備ですね。
宮本武蔵は、五輪書の中で次のように述べています。
鍛錬の「鍛」は千日
「錬」は万日 を要すると。
これに習って言い換えれば、カウンセラーのスキルは、
人の役に立つまで千日。
自分の役に立つまで万日。
剣術の道もカウンセラーの道も同じ道。
私はそう思うのです。
触れ合う
「赤ん坊の泣き声は触れることを誘い、微笑みは触れることを継続させる」とモリスは、苦しいときや空腹のときだけに泣くのではなく、触れ合うことを要求しているのだと説明しています。
触れ合うことは、人生の手段ではなく、生きることの瞬間の目的なのです。
また、テイラーによれば、「われわれの身体で最も偉大な感覚は、触覚である。それは寝ているときも起きているときも、主要な感覚である。それによってわれわれは、深みや厚さ、それに形態を知ることができる。皮膚にちりばめられた感覚を通して、われわれは感じ、愛し、憎しみ、いらだち、心を動かされる」と述べています。
皮膚がこころの状態の鏡であることは、今日の医学が様々な方面から明らかにしています。不適応がジンマシンやできものとして表現されることも少なくありません。
皮膚病の多くを心身症と見る専門家も増えています。内臓の状態も皮膚に反映していきます。良い接触を心がけようではありませんか。自分自身にも。
次は、触れることをさらに深めていきます。