ストレスケアとは何ですか? よく聞かれます。
- 2014.06.19 | ストレスケア
ストレスケア・カウンセリングは、
一般的な心理カウンセラーが行なう
メンタルヘルスでもストレスマネジメントでもありません。
一口でいうと身体からアプローチしていく
カウンセリング技法です。
ストレスによって発生する様々な心理的、
身体的問題を改善させるためには、
疲労している脳中枢を活性させることが重要です。
まずは、脳中枢を活性させ、身体全体のバランスを
回復させなければなりません。
なぜなら、ストレスは、心の問題ではなく、
身体に起きている無理な状態であるからです。
人間は、心だけで成り立っているわけではありません。
人間のもう一つの要素、身体の存在を私たちは忘れています。
「我われの精神は、我われの肉体そのものである」
ドイツの哲学者(ニーチェ・1844-1900)の言葉です。
私たちの心は、身体という土台の上に立っています。
土台の基礎が傾けば、堅牢なビルも簡単に傾きます。
これと同様に、心も身体の状態に大きく左右されます。
明るい心、楽しい心、前向きな心になろうとしても、
土台である身体のバランスが失われていれば、
私たちの心はイキイキできないのです。
現代社会がストレスに満ちているだけに、
私たちがより幸福に生きるためには、
ストレスを望ましい方向にケアすることにおいて
他にないといえます。
そういった意味で、自己成長を目指す人、
広く心の健康や対人関係の改善に関心を持ち、
周囲の人たちのために何らかの役立つことを
実行したい人たちが学ばれています。
また、ストレスケア・カウンセラーは、
人生で誰もが乗り越えなければならない諸問題をどう考え、
どう乗り越えていくのかを助言し、
具体的な解決を目指す専門家なのです。