結果とプロセス
- 2012.05.13 | 自己実現/自己向上
私たちのタイプには、現実の利益を追う結果タイプと
自分の成長を目的としたプロセスタイプがあります。
もちろん、現代社会の競争原理の中では、
好むと好まざるとに関わらず、結果タイプに
なっています。
必然的に、勝つか、負けるか。成功するか、失敗するか。
良いか悪いかなどの識別が強まります。
結果は成功に置き換えることができますが、
成功は、ある意味で偶然の賜物です。
結果主義の人生ほど危ういものはありません。
人生をイキイキと生きるには、自己成長が必要になります。
自己成長とは、ある結果に到達することではなく、
そこに至るプロセスのことです。
だからこそ、プロセスタイプの人は、常に自律的で、
あきらめないという信念を持ち得るのです。
カウンセリングも然りです。
カウンセリングは、結果を追うのではなく、そのプロセスを
重視することが大切になります。
その働きに、相互の人間的成長が起きるのだと思うのです。
カウンセラーにとって、相談者への大切な働きかけは、
相談者の求める結果から、そこに至るプロセスへと
目標をシフトすることであります。