対象者と相談者
- 2012.05.14 | ストレスケア
対象者はすなわち相談者ではありません。
したがって、一般に対象者が相談者になるためには、
それなりの助走期間が必要になります。
対象者の多くは、問題解決のための即効的で
何か特別な方法があると考えています。
しかし、個人要因や環境要因からくるストレスの問題は、
手術のようにスパッと切り取るというわけにはいきません。
相談者とは、問題解決の方法を探している人には違いがありません。
しかし、相談者は、その問題の解決法を自己成長によって
果たしていくことを自主決定する必要があります。
そのためには、カウンセラーの働きかけにより、
相談者自身が自分を成長させる方法が、
一見先回りのように見えても結果的には
確実に改善させていく方法であることに気づくことが必要になります。