震災対応!自分でできるストレスケア
- 2011.03.18 | お知らせ
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また、メンタルヘルスケアを効果的に進めるためにも、身体に発生した興奮や緊張を解除することが先決です。
強いストレスの直後は、生理的な興奮(ストレス)が起きて身体感覚が低下しています。
そのため、自覚がない場合が多いのですが、時間の経過と共に様々な変調が表われてきます。
●不眠(睡眠障害) ●腰痛や肩や首、背中の痛み●便秘など内臓機能の低下 ●慢性的な疲労感 ●気分の落ち込み ●無力感 ●不安感 ●イライラ ●怒り感情 ●爽快感がない ●抑うつ感 ●攻撃的な行動 ●不適応 など・・・
気持ちの持ち方だけで、なんとかしようとしても逆効果の場合があります。
そこで、次の方法を試してみてください。
脳に溜まった疲労をケアすることにより、自律神経機能、免疫力(自然治癒力)の改善になります。
紹介するストレッチは、筋システムから神経、脳の回路を利用して、緊張と興奮を緩和、さらに脳の活性化を可能とします。(筋肉⇔脳の回路の概念に興味ある方は、ウィナーのサイバネティックス1948年が詳しい)
1・上部僧帽筋(肩の部分) 2・大腿四頭筋(ふとももの前面) 3・脊柱起立筋(背中)
2・相手(自分)の体温を感じるまで静かに待つ
3・体温を感じたら、5秒かけて静かにゆっくり、じわっ~と肩の上に置いた手に圧を加えていく
4・圧を軽めにするのがポイントです。(4~7kgの範囲が理想的)
5・圧を加えたら、その状態のまま5秒間静止する。
6・5秒間静止したらふぁ~と手を(肩)から話す。
7・これを10~15回繰り返す。
以上です。簡単に誰でもできるので是非試してください。
僧帽筋(肩)にやさしく手をおいてジワ~ 5秒静止して、ファ~と圧を放す。
※ うつぶせで背中にも出来ます。方法は肩やふとももと同じです。
ふとももの3か所(腿の付け根近く、中ほど、膝頭近く)、左右行います。
数あるストレッチの中でもストレスに効果的です。
この場合も、背中をそらした状態で5秒止めてください。(無理にそらせると腰を痛めるので要注意)
それから息を吐きながらゆっくり戻します。 3~5回繰り返します。
とても気分が楽になります。
これらの方法は、EBM(科学的根拠)に基づき、医療機関や福祉施設、学校などでも広く活用されています。
月刊健康雑誌「夢21」に2009年から数回掲載され読者から好評を得ました。
■■災害後に一人でできるストレス対策・不眠対策■■
眠れない状態が続くと、ドーパミンンやセロトニンの神経伝達物質に影響を及ぼし、生きるパワーが減退していきます。心をしっかり支えるためにも、身体のバランスを保つことが大切です。
この難局を乗り切るためにも不眠気味の方は是非、試してみてください。
1.座ぶとん(枕でも良い)を二つ折りにしてお尻にあてます。
両手は上にあげます。この状態で静かにゆっくり60数えてください。
深部筋をしっかり確実に緩めることができます。
数え終わったら、息を吐きながら腰をストンと落とすようにして元に戻します。 2~3回行なってください。
息を吸いながら上体を起こします。上体を起こしたらそのままで5つ数えます。(腰を痛めないように)元に戻すときは、息を吐きながらです。
2~3回行ないます。(目は閉じておきましょう)
背中を良く伸ばして下さい。伸ばしたら10数えてから緩めてください。
2~3回行ないます。
手のひらを上にします。気分を静めて、次の言葉を心で3回唱えます。
「日に日に私はあらゆる面でよくなっていく」
やさしく自分自身に話しかけるつもりで。
1~2回で効果がある場合もありますが、続けることが大切です。
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