断食ダイエット?
- 2017.04.25 | ストレスケア
実は人間は誰しも自分の意思で選択しようがしまいが、
自然に断食をしています。
この断食は「睡眠」によるものです。
断食は英語で「fast」といいますが、
朝食「breakfast」は「fast=断食」を「break=中断」する、
最初の食事という意味にもなっているのです。
通常、午後7時に夕食なら翌朝7時までで12時間の断食です。
しかし、本格的な断食は注意が必要です。
以下の方は(言うまでもないかもしれませんが)、
断食による健康の害が非常に危険ですので、断食をするべきではありません。
妊娠、授乳中の女性・高齢者、子供・栄養失調の方・
不整脈の既往歴のある方・肝臓または腎臓障害のある方・
糖尿病の方・慢性疾患の方。
また、断食のリスクとして、胸焼け、糖尿病の血糖コントロール不良、
頭痛、脱水、便秘、ストレスなどがあります。
断食はがんに効果があるという俗説もありますが、
米がん協会は、断食は科学的証拠に基づくと、
ヒトのがん治療として支持されていないと結論づけています。
断食の魅力は短期間での減量です。
ところが体の水分が一時的に減るだけで、すぐにリバウンドします。
これ自体は実感している人も多いと思うのですが、
さらに断食によって体調が不活性になり、
より太りやすくなる可能性があることが指摘されているのです。
日本でも断食、とくに断続的な断食が流行していますが、
Breakfast の語源どおり、睡眠時間の断食効果で充分ですね。
最後に、就寝3時間前には食べないことは
忘れずにしたいものです。