ストレス対策の3原則・第2回は行動
- 2017.02.5 | ストレスケア
行動
ウィリアム・ジェームズとカール・ランゲは、
『悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ』という
心理学史上の名言を残しましたが、
このジェームズ=ランゲ説の意味するところも
『生理学的反応のほうが心理的な情動体験よりも先に起こる』
という事を示しています。
何か不安なことがあったら、クヨクヨ考えないで、
何か別の行動に転じることで、
先ほどまであった不安感が軽減していきます。
ジェームズ‐ランゲ説は、
末梢神経系の生理学的反応が
自覚的な情動経験に先行して起こるという
考え方を意味します。
悲しいから泣くのではなく、
泣くから悲しいのであり、
嬉しいから笑うのではなく、
笑うから嬉しいのであり、
敵意を抱くから怒るのではなく、
怒るから敵意を抱くというのが
ジェームズ・ランゲ説の考え方です。
家族に怒りをぶつける前に、
深呼吸をしてみてください。
ちょっとだけ工夫すれば、
お互いにストレスをためなくてもよいのです。
3回目は認知についてです。