隠れ疲労に要注意!
- 2016.09.7 | ストレスケア
虫の音が響き、9月に入るとちょっとだけ、秋の気配を感じます。
それでも、残暑が残りますので、自律神経系の疲労に注意が必要です。
暑さ寒さの寒暖差はもちろんですが、
強い光(外出、テレビ、PC,スマホ)、大きな音(映画、音楽)、熱いお風呂、
息が上がる運動、お酒、焼肉、栄養ドリンク・・・(この他一覧表が必要なほど)
は、自律神経が刺激され、疲労回復どころか、疲労が蓄積していきます。
休日は、自律神経を刺激しないように、家でゆっくり過ごしましょう!
近年の研究で明らかにされているように、
運動で残る疲労は、身体(筋肉疲労)ではなく、脳の自律神経系の疲労です。
英気を養うには「静寂」が必要です。
閾値(いきち)は、反応を起こさせるのに必要な、
最小の強度や刺激などの(物理)量のことですが、
車の運転の場合、1時間ごとに5分休憩をとる場合と、
3時間運転して15分の休憩をとる場合、
後者は閾値が上がってしまうため、1時間運転で5分の休憩より、
疲労回復ができなくなっています。
何かに没頭すると夢中になる人は、
達成感や充実感の高い人と同様、疲労がマスキングされ、
隠れ疲労の要注意人物となります。
隠れ疲労の人は、生活習慣病のリスクが高く
(心臓病、高血圧、ガンなど)、
さらに、突然、バタンキュ~になりやすいのです。
いわゆる、バーンアウト(燃え尽き症候群)です。
何かしていて「飽きる」という行動は、
脳を疲労から守っている大切な働きです。
また、疲労とともに視野が狭くなるのも
刺激の量を脳がコントロールしているからです。
突然死が起きるのは人間だけ、
ライオンがシマウマを襲っている時でも、
疲れたら、あっさり中止するらしいです。
9月はストレスケア・カウンセラー強化月間です。