技術は人なり
- 2015.04.27 | ストレスケア
1回目のテーマは「抗重力筋」、2回目は「リズム」、
そして今年3回目のテーマは、「可動域」です。
技術は自然界の法則に支配され、
因果関係の明らかな科学を基としていますが、
技術は総合的なもので、決して単純なものではありません。
技術を構成する様々な要素には、
それぞれの自然法則が応用され、
これを構成して技術を完成するには、
行う人との関係性を必要とします。
この意味において、
技術はその人自身の現われであることがいえます。
個人の技術を人間性として巨視的に見るとき、
個性というものが生まれます。
したがって、一つの技術を深く観察することで、
その技術に人間性が関わり、
同じ技術であっても違いが現れていることが見えてくるのです。
2014年の研修では、自らの動きを律する、
つまり、我流にならないように自分勝手な動きを捨て、
基本に徹底的に従うことから始めることを述べました。
技術の熟達は、自分が好きなようにすることではなく、
決まった法則性をしっかり身につけ、
個性などの入る余地を与えないようにしなければなりません。
いよいよ5月7日から研修の受付が始まります。