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お知らせ

第27回日本神経科学大会 初期に脳幹、特に中脳を刺激

27回日本神経科学大会(大阪国際会議場・2004.9.2123)でホメオストレッチの研究が発表された要約です。


HS(ホメオストレッチ)は初期に脳幹、特に中脳を刺激し注意中枢と言われる前帯状回が刺激される。HSで心拍が低下(副交感神経機能が上昇)するにつれ情動神経回路に関わる側座核と前頭葉眼窩皮質の神経活動が高まった・・・」この他にも、側坐核、前頭葉眼窩部、紡錘回に賦活が認められます。




ホメオストレッチと脳神経への影響について考察すると

脳幹にある神経核は、A1A7神経はノルアドレナリン、

A8A16はドーパミン、B1~B9がセロトニン、

C系列のC1~C3はアドレリンを分泌しています。


脳に快をもたらす神経は、

基礎課程でも紹介している中脳に位置する

ドーパミンを分泌するA10神経です。


A10神経は、報酬系の中心になり、

前頭連合野、扁桃体、側座核、帯状回、視床下部、海馬に影響を

与えます。


A10神経が活性化するとこれだけの部分がドーパミンを受け取り、

その結果、快脳になるのです。


また、背側縫線核を刺激し、

セロトニン分泌を促していることも考えられ、

側坐核の賦活では、多幸感や鎮痛効果に優れた

ミュー(μ)オピロイド(βエンドロフィン)の分泌が促されます。