バランスセラピー学と問題解決法の違い
- 2013.11.8 | 自己実現/自己向上
バランスセラピー学では、
現実が、常に我々が持っている予測や理論より
複雑であることに鑑み、
個々の仮説モデルによる問題解決法を直接的に求めても、
それが実現できずに、かえって緊張感を高め、
自然性を損ない、問題解決を遅らせている場合が
あることを指摘しています。
早急な問題解決を求める人には、
遠回りに感じられるかもしれませんが、
バランスセラピー学では、
あくまで、自己の自然性の回復について導き、
人間が本来持っている能力、
可能性を引き出そうとしています。
例えば、東洋の思想では、
人生は無常であると考えられています。
人生ははかなく、思うどおりにならない・・・
しかし、この無常は自己の外に存在するものではなく、
自己そのものが無常であるという観察です。
したがって、無常は感じるものではなく、
自己を「観る」という内省が求められることになります。