小学校におけるストレスケア・保健室
- 2013.10.26 | ストレスケア
小学校児童の保健室での
ホメオストレッチの効果(養護教員)
平成8年から平成12年の間に
69名(男子41名、女子28名)の児童に
保健室でホメオストレッチを実施。
延べ人数は113例(男子69名、女子44名)
ホメオストレッチを学ぶ前は、
内科的主訴で来室した子どもには
教育相談的技法により話を聞いたり、
ベッドに寝かすかであった。
ベッドに寝かしても神経の高ぶっている
子どもは起きだしてくる。
カウンセリングによる言語覚醒法は、
言語をこれから獲得しようとする子どもには困難である。
保健室では薬剤投与は行っていないので、
子どもが保健室に来て訴えを聞いてから
ベッドに寝かせて様子をみるのが一般的である。
この場合、保健室で熟睡出来る子どもは、
教室へ戻れることが多いが、
たとえ教室に戻ったとしても15%~20%の子どもが、
訴えを教室まで引きづり、早退したり保健室へ再訪する。
一方、保健室に訪問した子どもに
ホメオストレッチを実施した場合、
95%(107例)が教室へ元気に戻ることができた。
また、筋バランスを表す外見上の脚長差も
32例中28例(87.5%)が正常に戻っている。
これらのことから、
小学生の「心と体」には言語を中心とした
カウンセリングよりもホメオストレッチが
保健室に求められていることが確認できた。