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NEWS

お知らせ

脳幹について

脳は人生を演出しており、

脳は人生そのものである。

自分の知らない領域も含んでいる「自己」に

ついて脳が自覚することは難しい。


自分の知らない領域とは「身体」のことだと考えられるが、

意識で体内環境を把握することは難しい。


体の内部環境は、

健康な状態や防衛期ではなかなか自覚できない。

疲労のぎりぎりの状態で、

これ以上無理できないときにはじめて意識で自覚できる。

骨格筋は内部環境を表現している。

筋バランスの乱れは内部環境の乱れを表している。

我々はアローバランスグラフという

アセスメント法により身体の内部環境や

体の状態を客観的に把握する。



意識は様々な価値観で毒されている。

例えば、ストレスがあるのは弱いことだと

意識していれば自分自身のストレスを認められなくなる。

しかし、意識ではストレスが把握できなくとも

筋バランスではストレスの状態がわかる。



大脳から脳幹に出されたおおまかな運動指令は、

小脳の回路で細かく調節されて全身に送られる。

それで微妙な運動もスムーズに行われている。


体のバランスは小脳と脳幹の共同作業で調節されている。

小脳の働きが壊れると、めまいがして片足で立てなくなる。

脳幹には、呼吸や心臓の活動、

体温調節など生命維持のための

すべての神経が集まっており、

命の座と言われている。


脳幹には大脳皮質の神経細胞の

働きを調整して睡眠と覚醒のリズムを作る役割もある。


他の脳が機能停止して、

脳幹だけが生きている植物状態がある。

脳幹が死んでしまうと大脳も死んでしまう。

つまり脳幹は脳全体の中枢である。