脳幹部の活性化と行動変容
- 2013.06.8 | ストレスケア
私たちは、自分の従来の反応パターンで、
すぐ、一時のがれの非機能的行動をとってしまい、
その結果として抑うつ感や自己嫌悪を得ることが多い。
この従来の反応パターンを変え、
自己を再構築して成長に導くことができれば、
実にすばらしいことではなかろうか。
アメリカでは、行動療法が第3世代に入ったといわれるが、
そこには、瞑想が用いられているのが大きな特徴である。
その内容には、マインドフルネスとアクセプタンスの要素があり、
これらは、思想や理論ではなくて、
心理的な実践能力や行動への実現能力であることに注目したい。
私たちは、現実を受け入れ、
同じあるいは次の瞬間に現実を変えたりすることができる。
自己受容は、この瞬間における現実を受容する全人格的な行為であり、
現実の一部を受け入れ、一部を拒絶するといった選択を行わない。
しかし、これらを実現可能にすることは容易ではない。
そこで、無意識レベルの反応パターンを抑制することが
重要になってくる。
心は身体の意思に従っているのである。(自動化されている行動)
バランスセラピー学は、これまでのようなロジック中心の
心理学的なアプローチではなく、脳中枢である脳幹を活性化させて、
心を含む身体全体を整えることを目的にしている。