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お知らせ

東京校専門課程32期卒業式

BTU専門課程卒業おめでとうございます。


社会人として多忙な日常の中に、自己成長を目指しそしてストレスケアに関する学術を納められ、人生におけるおおきな業績を果たされた皆様に心より敬意を表し、お祝い申しあげます。また、学習期間を支えていただいたご家族や関係諸氏にもこの場を借りて心よりお礼申しあげます。


現在、カウンセラーという言葉は、少し前と違ってずいぶん耳慣れた言葉となっています。養成機関や学習の場はいたるところに増え、大学にも心理系の学部は増加しています。また、一歩外を歩けば、家族カウンセリング、結婚カウンセリング、職業カウンセリングなどがあり、化粧品や商品の販売員までカウンセリングという名称を用いているのが現状です。もちろんカウンセラーという名称は独占されているものではないので誰でも名乗ることができますが、一人歩きをしすぎているように感じています。


カウンセリングの分野の目的は、発祥から様々な変化をして今日の相談者自身が自分自身の問題を自分で解決できるように援助する姿勢を重視することです。

また、バランスセラピー学の目標とは、これまでに身についた「思考や生活のパターン」の積み重ねを望ましいものに変えていく「行動変容」と、様々な環境に適応していく力を身につけさせる「適応促進」です。


何より大切なことは、バランスセラピーの実践者として、学んだスキルを生かして、自己を高めながら未来に夢を持ち、日々を快活にイキイキと魅力的に生活していくことであります。SCCの幸福体験が、ストレスケアに対する良い予見、エネルギーとなるのであって、結局、本質的には、相談者、相手の説得ではなくて、この私たち自身の幸福体験や輝きの伝達であると考えるのです。


それではこれから皆さんが個別に取り組むことについてお話します。

  • 他人の情緒的な問題に対して、援助することにすぐれた人
  • 絶えず自己受容を積み重ねつつある人
  • 緊張や脱力の動きに敏感であること
  • 機嫌が良い生活を送ること

今日から身につけた技術をいよいよ実践する段階になりました。私たちは、真理があることは認めつつも人間はそれを得ることは決してできず、ただそれを求め続けるほかにないと言います。われわれ人間は、真理の追求者であるが、真理の所有者ではないのです。

その意味においても「常に誤りを起こす可能性をもつ」という可能性にさらされていることになります。だからこそ、成長があり、だからこそ実践的理解が大切なのです。


イキイキと生きること、ストレスケアの社会貢献へ向けて、皆さんが信念を持って、失敗を恐れず、これから歩みだされることを期待して、ご卒業のお祝いの挨拶に代えさせていただきます。