筋紡錘
- 2013.01.21 | ストレスケア
整理の続きです・・・。
筋紡錘内の端にはγ運動線維が分布し、筋紡錘内の核袋線維の中央部には主にⅠa群線維が、核鎖線維の端には主にⅡ群線維が分布する。筋紡錘が伸展されると、Ⅰa群線維のインパルス発射頻度が高まる。Ⅱ群線維は筋長に比例したインパルスを発射する。
α運動線維の興奮により筋が収縮すると、Ⅰa群線維のインパルス発射はなくなり、Ⅰb群線維のインパルス発射頻度は高まる。γ運動線維により筋紡錘の錘内筋線維が収縮すると、Ⅰa群線維はインパルスを発射する。
筋紡錘の構造
全長6-8mmで皮膜(結合組織)に包まれている。錘内筋線維の両端は結合組織を介して錘外筋線維と連絡している。
☆筋紡錘1個当たり2~12本あり、以下の特徴を持つ。
1)錘内筋線維中央部には感覚神経(求心神経)終末が存在する
2)錘内筋線維中央部にはγ運動ニューロンの終末が存在する
3)錘内筋線維中央部は 収縮たんぱく質を欠いている
4)核袋線維(nuclear bag fiber)と核鎖線維(nuclear chain fiber)がある
Ia
筋肉は多くの筋線維が集まってできている。その筋線維に運動の命令を伝えるのが運動ニューロン。
1本の運動ニューロンは筋肉内で、数本から数百本に枝分かれ、それぞれの枝が1本ずつの筋線維を支配している。
1本の運動ニューロンは、これらの筋線維をまとめて同時に収縮させる働きをする。大きな運動をする筋では、1本の運動ニューロンが支配する筋線維の数が多く、繊細な運動をする筋では1本の運動ニューロンが支配する筋線維の数は少なくなっていて、1本の運動ニューロンと、それに支配される筋線維の集団を運動単位と言う。(motor unit)
群線維の働き
単シナプス性脊髄反射である伸張反射などにより、筋肉長を一定に保つ。
上位中枢に情報を送り、関節の動きや角度の認知および運動の調節を行う。求心神経:Ia群線維(15-20μm)とII群線維(6-12μm)がある。Ia群線維は同名筋、協力筋のα運動ニューロンと単シナプス結合する。
運動神経:γ運動ニューロン(3-8μm、15-40m/sec)が興奮すると錘内筋が収縮する。
筋紡錘の働き
Ia群線維は筋肉長の変化に応じて発火頻度が変化する。具体的には、筋の伸張により発火頻度が増加する。筋紡錘は筋の長さの変化を検知するセンサーである。