自然と脳幹とリラクセーション
- 2012.12.8 | ストレスケア
人間にとっての自然性、それは身体を司り、心の根源である脳幹の働きそのものです。
この脳幹部を再活性させるリラクセーション状態では、呼吸数、心拍数の減少と血圧の低下、抹消皮膚温の上昇といった「幸せの生理」を生み出しますが、それは、現実をあるがままに受け入れるという「満足する心」につながっています。
大脳新皮質の暴走と、それによって生じている大脳辺縁系との葛藤を解消していくには、ストレスにより緊張し、疲労してしまっている「脳幹」にリラクセーション状態を作り出すことで再活性させて、ホメオスタシスを回復させていくことが大切です。
アリストテレスは「一般に技術は、一方では自然がなしとげえないところの物事を完成させ、他方では自然のなすところを模倣する」としています。
リラクセーション状態を作り出す技術は自然の営みであり、自然の不完全な部分を完成させることになるのです。