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お知らせ

うつ病対策の課題

 

日本の抗不安剤・睡眠薬(ベンゾ系薬剤)の使用量は、驚くことに米国の6倍にもなり、長期常用者は相当数に上ると見られます。


その結果、副作用に悩んでいる人は少なくありません。



うつ病の医療機関受診者は、1996年に43.3万人、2002年は71.1万人、2008には104.1万人と増加の一途をたどっています。


また、うつ病の人の医療機関の受診率は低く、実際のうつ人口はこれよりかなり多いと考えていいでしょう。



厚生労働省201176日、「4大疾病」と位置付けて重点的に対策に取り組んできたがん、脳卒中、心臓病,糖尿病に新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めました。


うつ病や統合失調症などの精神疾患の患者は年々増え、一生の内に5人に一人が精神疾患にかかる可能性があることを警告しています。



ストレス社会と言われて久しいのですが、改めストレスの深刻さが浮き彫りにされるかたちとなりました。


厚労省の2008年の調査では、糖尿病237万人、がん152                                             万人などに対し、精神疾患は323万人にも上ります。


精神疾患の要因には様々な背景が考えられるのですが、人間形成の有りかた、時代の変化や社会的影響、常に変化する自己や自己の周りとの関わりに対応するための適応能力を高めるために、自己成長へ向けての課題に取り組まなければなりません。