ストレスケアの2つの柱
- 2012.11.17 | ストレスケア
実証的に信頼できるストレス対策は次の2つ。
1・大脳皮質から自律神経系に悪影響を与える情報を防御すること。
不安や心配、怒り、悲しみ、恐怖は自律神経系にダメージを与えています。また、誰しも自分の体験をどのように受け止め、考えるかという問題は、ある程度習慣化され完成しています。
つまり、考え方には排除し難い癖のようなものがあります。私たちの「思考」パターンは、食べ物に対する「嗜好」に似ているのです。
したがって、自覚的に新しい考え方に挑戦して、その効果を経験しながら新しい思考パターンを身につけることが必要になります。
そのためには、自分自身の人生を高みに至らせる自己成長感が求められます。
その道標となるものが、自己受容から自己を統合していく自己実現法なのです。
2・すでに出来てしまった有害な回路を遮断すること
ストレスの入り口は視床下部と自律神経系です。出口には、私たちを困惑させる様々なストレス反応が存在しています。
このような非特異的な反応を遮断する方法は、生理学的なリラクセーション状態を繰り返し作り出すことです。
そして、リラクセーションは日常の中でトレーニングとして取り組むことで、私たちの人生を支えている脳幹部の活性化を実現していくのです。