親子関係
- 2012.03.7 | 自己実現/自己向上
ドイツの社会学者であるフロムは、
「子育てというのは、可愛がったり、養育したりすることではない」
と述べています。それは、考えてみれば、他人でも出来ることです。
フロムは、親にしかできないのは、
子供に「人生というのは甘美で、楽しいもの、生きるに値するもの
なのだと教えること」だと言っています。
つまり、親の人生が子供のために犠牲的に見えるのではなくて、
親が、ワクワクして楽しく生きている姿を見せることが大切なのです。
ある小学校に講演に行ったとき、6年生の児童に、
「どんな時が一番楽しいの」と聞いたら、
「お母さんが楽しそうにしている時が一番幸せを感じる」と答えました。
このように、子供は親の人生に参加していますから、
親が輝いて生きることが子供の人生をも輝かせていくのです。
フロムは、このことを「子供に蜜を与えなければいけない」と
言っています。
11日は久留米研究所で「家族力講座」を開催します。
是非、お出かけください。