今をいきいきと生きるために
- 2011.08.8 | 自己実現/自己向上
今日は講師資格者研修の日。
理論的なまとめを行ないました。
皆さん、お疲れ様でした!
さて・・・
『過去を追うな、未来を願うな。過去は過ぎ去ったものであり、未来はいまだ到っていない。現在の状況をそれぞれよく観察し、明らかに見よ。今なすべきことを努力してなせ』
インド原始経典『中部経典』
あの時ああしておけば・・・。あんなことしなければ・・・。
そんな後悔を私もよくしてしまいます。
しかし、それらの出来事は取り戻すことは出来ません。
同じ過ちを繰りかえさないように努力することは出来ますが・・・。
過去は過ぎ去ったものであり、未来は未だ到っていないということは、
頭では分かっています。どうしようもないということも私を含め、
多くの人はそう思うことでしょう。
未来は、今というものについてきます。
今あるからこそ、未来はやってきます。私たちは、過去のどんな悲しみも、
迷いも、「明らかに受け止めて」いく強さも持たなければなりません。
自分の人生・今というものを客観的に見ることは難しいことです。
人間は様々な感情があるために、多くの悩みを持つことになります。
『あなたが死なないで生きられる見込みは、千に一の割合だ。きみよ、生きよ。生きた方がよい。命あってこそ諸々の善行をなすことが出来るのだ。』
スッタニパーダ『同』426偈
大切なことは、「今」どうか、どういう状況か?ということです。
そこを明らかにし、対処し、乗り越えて行くことが大切です。
未来を考えて行動することは決して悪いことではありません。
しかし、未来は今というものについてきます。
今、生きているということ、今しかない、
「今」というものを大切にしたならば、明るい未来は自然とやってくるのです。