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お知らせ

BTUボランティア支援センター情報

BTU支援隊センターが被災地(仙台地区)でストレスケア活動!!


現地災害ボランティアセンター支援を優先   

―― 宮城県災害ボランティアセンター ――


平成23329日、宮城県災害ボランティアセンターの要請を受けて、BTUボランティア支援センターの北所長と金子研究員、仙台教室の佐藤教室長と加藤講師と共に仙台地区の被災地を廻ってストレスケア活動を実施した。

災害ボランティアセンターの北川所長は、現地で率先して活動しているスタッフを優先して支援してもらいたいと意向を話された。県内の災害ボランティアセンターで優先順位の高い所でボランティアの受け入れられる地区を紹介された。そこで、仙台市近郊の多賀城市と七ヶ浜町の災害ボランティアセンターに赴き、ストレスケア(ホメオストレッチ)をし、今後のボランティア活動の調査をする目的で現地に向った。加藤講師の運転する車は、道路脇に積まれたは瓦礫や、その先には壊れたビルや家に車や家財が散乱している中を走り、多賀城市災害ボランティアセンターに到着した。


今までの避難訓練はママゴトだった  

 ―― 多賀城市災害ボランティアセンター ――


我々のボランティアの趣旨(ストレスケアの専門家集団で、この場でストレスケアが実施できる。更に、セルフケアの方法も説明し、資料を置いていく等)を話し、快く受け入れて貰えた。早速2名の方にホメオストレッチをすることになった。責任者の方は忙しく作業中であったが、少しの時間を貰って佐藤教室長が僧帽筋のストレッチを実施し、その結果に納得して貰った。この途中で、災害ボランティアセンーの本部長さんが見え、歪みAと足指のマニピュレーションを体験された。ストレッチ後、大震災前に避難訓練をしたが、実際に遭遇して、あの避難訓練はママゴトみたいで想像を絶する凄さだったと述べられたのが印象的だった。


多くの人が黙々とボランティア活動   

 ―― 七ヶ浜町災害ボランティアセンター ――


多賀城市から車で30分弱の七ヶ浜災害ボランティアセンターに向った。途中の光景は、テレビや新聞等で見るものよりもっと悲惨な被害が目の前にあった。沼地化した住宅地には、家の屋根やトラックが横倒しなり、ひっくり返ったボートが幾つもある。我々が目指した災害ボランティアセンターは、小高い山の上にあり、幸い津波の被害は免れていた。中央公民館と生涯学習センターの建物である。体育館がセンターとして使われていて、多くのボランティアの方々が黙々と活動していた。高校生や大人の人もいる。外人のボランティアも7,8人見かけた。このセンターの窓口責任者は女性の方である。忙しそうに関係者と打ち合わせの中、我々との時間を割いてもらった。ストレスケアの趣旨を伝え、時間が可能な方々にケアを勧める。2名の方が率先してホメオストレッチを受けてくれた。忙しい責任者に少しの時間を貰って歪みAを体験してもらった。ストレッチ中も携帯電話が鳴る忙しさだったが、終了後は肩の力が抜け楽になったとの感想だった。これを多くの人に体験して貰うのが、我々のボランティアであることを伝えてセンターを後にした。



高速道路が津波を止めた       

―― 七郷市民センター ――


翌日は、加藤講師がセミナーを開催した仙台市内の若林市民センターを訪ね、近郊の避難センターを紹介して貰った。この地区は、幸い津波の被害がなった所であるが、直ぐ傍の七郷、八郷地区が津波の被害を受けている。それも高速道路を境に津波被害を受けた所と受けなかった所に分かれている。高速道路が津波の防波堤となったとの話である。被害を受けた仙台若林区荒浜は、津波の被害を受けて現在でも立ち入り禁止区域にある。その避難所となっている七郷市民センターを訪れて、ストレスケアのボランティアをさせて貰った。児童館の館長さんに、我々の趣旨をお話し、ホメオストレッチを体験して貰った。更に、スタッフの方々には、手の空いている北所長、金子研究員が、ほぼ全員のスタッフに僧帽筋のストレッチをし、更にストレッチのやり方も覚えて貰うミニ講習会もやった。1時間弱の短い時間であったが、ストレスケアの効果を多くの人に体験して貰った。市民センターが終わって仙台駅に向う途中、佐藤教室長がボランティアをしている避難所(原町小学校)を見学させてもらい、夕方のバスで帰路につき2日間の被災地でのボランティア活動を終えた。 


 (金子雄二 記)

ストレス学のエッセンス@美野田啓二
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支援者へのケア

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支援者へのケア
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被災現場
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ケアの方法を指導