震災後の健康管理、メンタルヘルスの方法
- 2011.03.15 | ストレスケア
災害直後は、メンタルケアが大切です。
また、メンタルケアを効果的に進めるためにも、身体に発生した興奮や緊張を
解除することが先決です。
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強いストレスの直後は、生理的な興奮(ストレス)が起きて身体感覚が低下しています。
そのため、自覚がない場合が多いのですが、時間の経過と共に様々な変調が表われてきます。
例えば以下のようなものです。
不眠(睡眠障害)
腰痛や肩や首、背中の痛み
便秘など内臓機能の低下
慢性的な疲労感
気分の落ち込み
無力感
不安感
イライラ
怒り感情
爽快感がない
抑うつ感
攻撃的な行動
不適応
など・・・
これらの反応はストレスの防衛期に起きる特徴です。
気持ちの持ち方だけで、なんとかしようとしても逆効果の場合があります。
そこで、次の方法を試してみてください。
短時間で効果が表われます。
ここでは詳しい理論は省略しますが、
キーになる筋組織を応用して「脳」の働きを
高めることができます。
まず、いくつかの「抗重力筋」を覚えてください。
1・上部僧帽筋(肩の部分)
2・大腿四頭筋(ふともも)
3・脊柱起立筋(背中)
次に、操作の方法です。
(一人で行う場合と二人で行う場合も同じです)
※ できれば二人で行えば、より効果的です。
下記は(肩)としていますが、大腿四頭筋、起立筋(うつぶせで)も同じです。
1・手を(肩)に軽く載せる
2・相手(自分)の体温を感じるまで静かに待つ
3・体温を感じたら、静かにゆっくりじわ~と圧を加えていく
4・圧を軽めにするのがポイントです。(4~7kgの範囲が理想的)
5・圧を加えたら、その状態のまま5秒間静止する。
6・5秒間静止したらふぁ~と手を(肩)から話す。
7・これを10~15回繰り返す。
以上です。簡単に誰でもできるので是非試してください。
5秒静止して、ファ~と圧を放す。
※ うつぶせで背中にも出来ます。方法は肩やふとももと同じです。
また、、背中そらしのストレッチは、数あるストレッチの
中でもストレスに効果的です。
この場合も、背中をそらした状態で5秒止めてください。
それから息を吐きながらゆっくり戻します。
3~5回繰り返します。
とても気分が楽になります。
これらの方法は、EBM(科学的根拠)に基づき、医療機関や福祉施設、学校などでも
広く活用されています。
以下は、新聞記事の一部。
上と中は佐賀新聞
参考図書