今年の実証研究
- 2011.03.1 | 慢性疲労
3月になり、ブログも春らしく衣替え。
早いもので書き始めて1ヵ月が過ぎました。
さて、
大阪市に研究所を設置して以来、厚生労働省「客観的な疲労評価法の確立と診断指針の作成」研究班代表研究者(2009年4月~)の倉恒教授を中心として、21世紀COEプログラム「疲労克服研究教育拠点の形成」における大阪市立大学との共同研究を進めてきました。
慢性疲労症候群に対するホメオストレッチの効果」は、ホメオストレッチ前後で、心拍変動解析による自律神経系の改善する事例が多く見られ、心理的にも疲労感、気分の落ち込み、イライラの変化、不安感、緊張感の変化に改善が認められました
今年度の研究としては、健常者を対象に免疫(ヒトヘルペスウィルス)、活性酸素、自律神経系、睡眠状態と日中の活動状態を中心に調査していきます。
また、熊本大学大学院医学薬学研究部小児発達分野の友田明美博士(脳の画像機能解析、疲労および心身症の医学・生理学的・分子遺伝学的研究)にご協力をお願いして、BTUと熊本大学大学院医学部小児発達分野との共同研究を実施することが決定しました。
健常者に対しホメオストレッチ前後の脳血流変化(光トポグラフィー)、活性酸素などを調査していきます。家庭内暴力(言葉の暴力を含む)などで傷ついた脳の回復や予防の方法として、ホメオストレッチの有効性の検証を進めていきます。
子どもが正常に発達できる環境(家庭や地域)に、バランスセラピー学を広げていくためにも、科学的根拠の構築を継続的、発展的に取り組んでいきたいと考えています