やればできる「最強習慣」
習慣とは学習によって後天的に獲得され、
反復によって固定化された個人の行動様式のことです。
ここで大切なことは、反復の期間と個人の行動様式の意味です。
また、これまでにも習慣について述べた書籍は数多くありますが、
それらに共通して抜け落ちている事柄があります。
まず、個人の行動様式について述べます。
習慣は個人のもので他者の成功体験(書籍などを読む)をまねても上手くいきません。
なぜなら成功体験はノウハウではなく「アート」(自分の手作りのもの)だからです。
新しい習慣作りに欠かせないのは、
自分で考えるための正しい普遍的な知識を得て、
実行できる体調、実行体験で得た知恵を
増やしていくことが重要です。
始めても予定通り進むことはありません。
必ず、最初のプランに修正が求められます。
新しい習慣作りには一定の期間を要します。
例えば、簡単な習慣(起床して水を飲むなど)は3週間ほどの継続で習慣になります。
次に「自己受容」などの考え方、認知の獲得は6か月ほどかかり、
大きな負荷が掛かるトレーニングなどは約9か月が
必要になることが分かっています。
また、習慣化する期間中の前半には「抵抗期」があり、
中盤には「葛藤期」後半に「倦怠期」が訪れます。
つまり、個人差はありますが、負担が大きいほど時間がかかり、
強い意志がなければ新しい習慣を獲得することは出来ません。
しかし、いったん習慣化できれば、その後は最小のパワーで習慣が動き続けます。
その時には、間違いなく新しい未来への扉が開いていきます。
心理学者のジェームスは、「人は単なる習慣の塊に過ぎない」と
述べていますが、言い換えれば「現在は過去の習慣の結果であり、
今の習慣は未来の結果となる」といえます。
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