卒業生の皆様へ
- 2016.03.22 | ストレスケア
ホメオストレッチを行う場合に注意
しなければならないことが2つあります。
それは、対象者にホメオストレッチに
依存させてはならないこと、
次に、カウンセラー自身がホメオストレッチに
依存しないことです。
カウンセラーがホメオストレッチに依存することで、
相手の行動変容に対する認知や行動修正への働きかけが
脆弱になっていきます。
さらに、対処療法的な印象を与えるリスクもあります。
BTUの単元の半分以上は、
認知や行動活性のための授業です。
ストレスケアで最も重要なことは、
「ストレスを自分自身でコントロールすること」です。
ストレッサーへの助言、提言なくして、
ストレス反応の低減はありえません。
実際、リラクセーションの効果以上に、
環境による刺激が大きい場合を考えてみると良いでしょう。
リラクセーションの効果を得るためにも、
現状の刺激をどうコントロールするかが重要になります。
ストレスケア・カウンセラーは、
過剰なストレスの避難場所ではなく、
ストレスケアの技術や知識を渡していく成長の場です。
それがストレスケア社会の実現に結びつく実践になります。