怒りのコントロール
- 2015.12.5 | ストレスケア
最近、「怒りをコントロール」することが注目されています。
しかし、その内容は、心を沈めて、
心(言葉)で怒りを飼いならそうとするものです。
しかし、大脳辺縁系にある怒りの根源は、情動の働きなので、
新皮質の知性でそうやすやすと
野生を静められるわけではありません。
情動は心ではなく、脳幹部の身体的な反応です。
快・不快というストレス反応のスイッチを切るのは言葉ではなく、
生理学的なリラクセーションが必要です。
正しい方法を知らなければ、簡単に、
感情に支配されてしまいます。
また、怒りの因子には認知も関係しているので、
怒りを飼いならしてから、認知の修正も必要です。