認知行動と医療
- 2014.09.18 | ストレスケア
抑うつ、不安に対する補完代替医療について紹介する。
その前に、「補完医療」「代替医療」とは何かということを説明したい。
「補完医療」とは、西洋の生物医学の考え方に合致するもの、
「代替医療」とは、「西洋の生物医学に合致しないものであるが、
カウンセリングは教育モデルの領域なので、
ある意味、どうでも良いことである。
興味深いことは、医学会では統計的にこれら「補完代替医療」を評価し、
結論づけようとしていることである。
例えば、
・リラクセーション法は認知行動より効果が低い
(リラクセーションの研究事例が圧倒的に少ない)
・ホメオパシーは不安やストレスに効果は見られない
・運動療法は認知行動療法より効果が低い
・太極拳は、認知行動療法より効果が低いなど・・・。
バランスセラピー学では「認知行動とリラクセーション」を
一つとして介入しているので、このような研究は、あまり参考にならないが、
医学モデルでは「認知行動療法」が効くということを言いたいらしい。
何れにせよ、もっと被験者を増やしてリラクセーション関連の
研究を継続して欲しいものである。