ストレスと自律神経系
- 2012.11.15 | ストレスケア
ホメオスタシスを支える自律神経系が身体の各器官に与える影響を知ることが大切です。
自律神経系には交感神経と副交感神経があります。
ストレス状態とは交感神経が優位な状態であり、リラクセーション状態とは副交感神経が優位な状態ととらえる事ができます。
自律神経は内臓などの内部器官の働きを自動的に調整する重大な働きを持っています。
また、交感神経系は活動に向かう働きを持ち、副交感神経系は休息などエネルギーを補う働きを持っています。
交感神経は外に向かってエネルギーを使い、副交感神経は内に向かってエネルギーを使い、エネルギーを蓄えるのです。
自律神経は感情・情動によって、だいたい次の4つに変化をすると考えられています。
① 急な刺激(驚愕・恐怖)→交感神経の興奮
② 長時間持続する刺激(不安・緊張)→交感神経と副交感神経が同時に亢進
③ 感情が平穏な休息時→副交感神経が優位なリラクセーション状態
④ 失望・ゆううつ・悲しみ・悲哀・うつ状態→交感神経と副交感神経の両方の機能低下