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お知らせ

不安と緊張と脱力

病気と筋肉の関係を研究したアメリカの医師、

エドモンド・ジェイコブソン(1888年~1983年)は、

筋肉の緊張―弛緩の繰り返しによって、

身体の緊張状態を緩和させ、様々な身体症状の治療に成功するとともに、

心身の相関関係に人間が目覚めていくプロセスを明らかにして、

今日的な意味でのリラクセーションの基礎を築きました。


彼は、「完全に筋肉の緊張がとれて、リラックスした身体には、

不安な感情は宿ることができない」と述べています。

つまり、不安な感情は、筋緊張によって身についているのです。


うつ病や統合失調症の人は、脳幹が強く緊張しています。

例えば、統合失調症の人は、ベータ・エンドルフィンが過剰に分泌され、

脳幹が異常に興奮している状態なのです。


精神科では、患者の筋緊張、体のこわばりが強すぎて

カウンセリングができないという問題があります。

薬を使うと今度は、無気力になってしまい、

やはりカウンセリングが難しいということです。


BTUでも精神科のデイケアでリラクセーションを

提供することに取り組んできましたが、脱力の重要性がここにあります。