熟達の過程
- 2012.03.9 | 自己実現/自己向上
生地のままが自分の個性なのではありません。
いわゆる「個性」と呼ばれるものには、
他人をかえりみない「野生」や野放しにすれば
自分まで害してしまいかねない「野生の衝動」が含まれます。
人間的な個性は、その野生をコントロールし、
飼いならすことで輝きを増します。
つまり、「人として生まれ、人間として育つ」ということ、
「人間として育っていく」には、人間としての、
心の成長が必要なのです。
そのことに一番欠かせないのが、
社会との関わり方などの生活技術なのです。
生活技術とは、人間として、主体性をもって、
自覚的に生きる技術です。
様々な関係の中で、人間的に成長する技術と言ってもいいでしょう。
そして、人間として成長する技術が、
そのまま、ストレスをコントロールする技術になるのです。