言葉の力
- 2012.02.12 | 自己実現/自己向上
【言葉の力】
天使の言葉を使えば、天子が舞い降り、悪魔の言葉を使えば、悪魔がやって来る。
言葉は素晴らしい。はじめに言葉ありき・・・「はじめに言葉ありき」とは、
聖書のヨハネ伝、第一章、第一節にある言葉で、有名ですね。
日本古来の言霊による音の効果をご紹介しましょう。
『ア/A』 無から有への現象化
『リ/RI』 求心力。物事を固まらせる働き。右回転。
『カ/KA』 縦(タテ)の働き。男性的な働き。陽の働き。
『ト/TO』 留める働き、泊まる、宿るもの、容器の意味。
『ウ/U』 生む働き
「ありがとう」は意味自体も素晴らしいですが、
音の持っているパワーも素晴らしいのです。
「ありがとう」の語源は「有り難し/ありがたし」から来ていて、
その意味は「それが起こるのは滅多にない」「難しい」で、
奇跡に近い状態になった時の言葉だったわけです。
その様な奇跡が起こるのは、神や仏の力による物ではないか?と
神に感謝してのです。
釈尊の言葉
能力あり、直く、正しく、ことばやさしく、柔和で、
思い上がる事のない者であらねばならぬ。
足ることを知り、わずかの食物で暮らし、雑務少なく、
生活もまた簡素であり諸々の感官が静まり、聡明で、
高ぶることなく、諸々の家で貪ることがない。
他人の悪口をいうことは、結局、自分に戻って自他両者を傷つけます。
問題は他人に対する「思いやりの有無」が大切なことでしょう。
思いやりなくして人は生きてはいけない。
思いやりがあるからこそ生きていけるのです。
人と話していて、時に傷つけるのではないかと
反省してしまうことが多々あります。
後になって後悔することも多い。気持ちを伝える言葉というものは、
難しいものかもしれません。
だからこそ言葉というものを大切にしたい。
気持ちをのせて伝える言葉。
その心が自我的なものではなく利他的なものでありたい。
多くの人と共に生きるからこそ、
伝える相手がいるからこそ存在する「言の葉」。
とげとげしいものではなく、
大きな思いやりに覆われた「言の葉」にしていきたいのです。