本能的な欲求と満足
- 2011.09.21 | ストレスケア
私たちが、自分の意思に基づいて行動しながら、自己実現をしていくうえで、運命とも言うべき、「幼児期からの体験と本能的な欲求」が己に背くように働いていきますので、それらをコントロールしていくことが重要になってきます。私たちの脳は、自らの運命を変えていく力があるのです。
生理学的リラクセーションによって過去の緊張を清算していくことに加えて、食欲、性欲などの本能的な欲求の問題がありますが、それを社会に許された方法で有益な活動に変えていく「昇華」ということが大切でした。その意味でも先に述べた目標の技術が役に立つでしょう。
また、人間にとって本能的な欲求はリアルタイムの自然なものではなくなり、意識化された未来志向の求める心のエネルギーとなりました。
それらの欲求に突き動かされて、求めても思い通りにならないストレス状態を累積し、疲労していくのを食い止めてくれるのは、脳幹の「安らぎの生理」、すなわちリラクセーションによる満足感でした。
その意味で、ホメオストレッチによる生理学的リラクセーションと、脳幹が活き活きする生活術というものが、満足感を呼び起こし、求める心に歯止めをかけてくれるのです。