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お知らせ

21世紀COEプログラム「疲労克服研究」

COE委員会に続き、倫理委員会の審査が終わり、慢性疲労症候群に対するホメオストレッチの効果検証が正式決定しました。
健常者に対する科学的効果は証明済ですが、慢性疲労を含む病態への効果検証は、今後の治療、予防に多大な貢献をもたらす可能性があります。

参照サイト
http://www.hirou.jp/

 

 21世紀COEプログラムは、「大学の構造改革の方針」(平成13年6月)に基づき、平成14年度から文部科学省の事業(研究拠点形成費等補助金)として措置されたものです。
※COE(center of excellence):卓越した研究拠点

 

研究の医学的意義(研究計画からの抜粋)
原因不明の慢性的な疲労を訴える患者では、通常の一般的な臨床検査では明らかな異常がみられないことより医師より適切な診断を受けることができず、学校や会社の周囲の人々よりさぼっているのではないかと疑われ、精神的ストレスを抱えていることが多い。また、これまでに診察を受けた内科医、精神科医より時間をかけた納得の行く説明を受けることができていないことが多く、医師に対する不信感さえ芽生えてきている。
したがって、原因が明らかでない慢性疲労を如何に診断し治療をするかは、日常診療を担っている医師にとって重要なテーマになってきている。
本研究では、このような原因が明らかでない慢性疲労患者に対する治療や予防法の開発にもつながる新たな知見を見出すものであり、極めて医学的意義の高い研究であると考える。

 

研究の社会的意義
慢性疲労は、患者本人に重大な苦痛と機能障害をもたらすのみならず、患者の社会的能力の障害による社会的経済的な損失も深刻である。平成17年度の文部科学省の疲労研究班報告によると、慢性疲労に伴う日本の経済損失は年間1.2兆円に上るという。
しかし、プライマリケアを担っている開業医・市民病院の医師が診療の現場で慢性疲労の患者の病因を明らかにできているのは4割に過ぎず、残り6割は原因不明の慢性疲労か過労として診断され、実質的には有効な治療がなにもなされていないことすらある。したがって、原因不明の慢性疲労に対する対策は医学的観点のみならず経済的損失という観点からも大きな社会問題となってきており、早急な病因の解明とともに治療法の開発が望まれている。本研究では上述のごとく原因不明の慢性疲労患者の治療や予防法の開発にもつながる新たな知見を見出すものであり、極めて社会的意義も高い研究であると考える。

 

【多施設研究.研究組織】

主任研究者、分担研究者、研究協力者の氏名、所属、官職

 

 

≪主任研究者≫
西沢良記.大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学

 

≪教授分担研究者≫
渡辺恭良.大阪市立大学大学院医学研究科システム神経科学

 

≪教授分担研究者≫
木山博資.大阪市立大学大学院医学研究科機能細胞形態学

 

≪教授分担研究者≫
倉恒弘彦.関西福祉科学大学健康福祉学部健康科学科

 

≪教授分担研究者≫
山口浩二.大阪市立大学大学院医学研究科システム神経科学

 

≪学外研究員分担研究者≫
福田早苗.大阪市立大学大学院医学研究科システム神経科学

 

≪ポスドク研究員分担研究者≫
田島世貴.大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学

 

≪学外研究員分担研究者≫
田島華奈子.大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学

 

≪COEスタッフ分担研究者≫
高橋あゆみ.大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学

 

≪COEスタッフ分担研究者≫
田中雅彰.大阪市立大学大学院医学研究科COE生体情報解析学

 

≪特任講師分担研究者≫
生田和良 .大阪大学微生物病研究所ウイルス免疫分野

 

≪教授分担研究者≫
作道章一.大阪大学微生物病研究所ウイルス免疫分野

 

≪助教分担研究者≫
計屋由紀子.大阪大学大学院医学系研究科予防環境医学専攻ウイルス免疫分野

 

≪分担研究者≫ 近藤一博.東京慈恵会医科大学微生物学第1講座教授
≪分担研究者≫ 吉田康一.産業技術総合研究所ストレス応答研究チーム長
≪分担研究者≫ 小泉淳一.横浜国立大学大学院工学研究院教授
≪分担研究者≫ 倉恒邦比古.疲労科学研究所.代表取締役社長
≪分担研究者≫ 美野田啓二.Balance Therapy Universal(BTU).代表
≪分担研究者≫ 鈴木絢士.BTU東京本校.校長
≪分担研究者≫ 北 博之.BTUストレスマネジメント研究所副所長
≪分担研究者≫ 菅野敏彦.BTUストレスマネジメント研究所研究員