心の病を持った人に対して、家族が病気を治そうとして、その人を連れて相談に来られることがあります。


頑張って心身ともに疲れ果ててしまって、病気になったのに、それでも、家族の前で元気な自分を見せようとしています。




そして、今度は「病気を治すという目標」を与えられて頑張るのですが、治らないと、治らない自分をまた責めてしまうのです。


その人には、心から休める場所がないのです。



家庭の人間関係で気が許せるような環境をつくらなければなりません。


この場合、家族に必要なことは、まず、相手を理解することです。


その人が病気であっても、家族であることに変わりはない、それ以上でも、それ以下でもないという態度で接してあげることが大切なのです。


心が疲れている時に、知性や理性に働きかけてもうまくいきません。



会社に行けない人に、励ましの言葉がどれだけ効果があるか、人生に疲れている人に対して、生きる価値を話してどれだけ意味があるかということです。



また、やさしく触れられるという行動は、相手から肯定的に受け止められていることの現れです。


それを感じられることが、脳の発達はもちろん、人間の生存にとって、食欲や睡眠より遥かに重要なのです。


だからこそ、安心と保護感は幸福感とイコールで結ばれるのでしょう。


生命の基本的欲求である集団欲(関係欲)は人間の命綱なのです。触れ合うことは、人生の手段ではなく、生きることの目的そのものなのです。


ホメオストレッチは、疲労困憊した脳を回復させるために不可欠な安心感と保護感を与えていくことができます。