西洋は少しでも形が崩れれば、それを不良品という。

日本は、それを「おもしろい」と表現する。

例えば、陶芸がそうである。

ゆえに、私は陶芸を鑑賞することが好きである。

ここに、茶碗があるとする。

パッと見て、バランスを把握する。このバランスは、

大地と関わり、これは、座りの良さである。

次に手にとって茶碗に触れる。

触れるということは、茶碗からも触れられているということになる。

直感的な感性に任せて、感触を楽しみ、自分との相性を確かめる。

しかし、相性の合うものには、親しみは覚えるが、新鮮さがない。

また、相性の合わないものは、手の馴染みが悪い。

相性ではなく、ただ、感動するものには、自分の中にある何かを引き出す力を持っている。

それが天来、インスピレーションである。