「家族力」という言葉は、おそらくアメリカ社会の親や学校教師から多くの

支持をえている家族心理学者ジョンローズモンドの「家族力」、

(大沢 章子 翻訳.2006)の「原書:FAMILY BUILDINGJohn Rosemond 2005」が

契機になっていると考えられます。


(しばしば、心理学の中で使われる家族成員の力関係や人間関係の影響を説明する

「家族力動論」の影響を受けている)。





 その後、「家族力」は、「絆・支えあう・コミュニケーション」などを

キーワードにして、2007年に東京都社会福祉協議会で「家族力大賞」が

企画され、2010年には外資系保険会社が「家族力研究所」を発足させています。


また、「家族力」のタイトルがついた書籍は、直木賞作家が書いた「家族力」

(山本2002)、「子供を伸ばす家族力」(斎藤2006)などいくつか見られますが、

現在、「家族力」という考え方の研究論文はほとんど見られず、一定の定義を求めることはできません。


したがって、ここでは、「家族力」を次のように定義したいと思います。



1. 子ども第一ではなく、家族第一であること。

2. 親が幸福であること(養育や可愛がることは他人にもできる)。

3. 子育ては、人や社会を大切にすることを教えること。


つづく・・