人間は「識別作用」が強い。

私たちの苦悩のもとは識別作用である。


例えば、いい性格も悪い性格もなくて、

自分という人格が時と場合に応じて変化しているだけである。


季節の好き嫌いも「識別」であり、季節が変化していくこと、他の季節があることで成立していることを忘れてはならない。



石につまずいてもそれを不運ときめつけるのが「識別」である。

それを先にある危険を教えてくれたと考えることで、

その体験の悪い印象が瞬時によい印象に変わっている。


自己受容の態度は我々を識別作用から離れさせ自然に戻してくれるが、

それが我々の心を自然に戻すということになる。


物事を分けて捉えることは、避けられない。

しかし、その分別が苦悩の原因でもある。自己統合の意味を深めて行きたい。