釈尊、シッダルタゴータマが実在の人物であったと分かったのは、1896年にインド人のフィラーが、ルンビニーでBC3世紀のアショカ王の石碑を発見したことによります。



ご存じのように、29歳で王城を出て、6年間の苦行を経て35歳で悟りを得たとされています。悟りまでの禅定は7日間、その後49日間悟りの境地を深め愉しんだと伝えられ、クシナガラで入滅したのは80歳でした。

釈尊は、当時のバラモンたちが共有していた考えの中で生きてきたため、輪廻思想を述べてはいますが、釈尊にとって最も重要だったのは、死後の世界ではなく、今に生きる人間の心理社会的問題の実践的理解であり具体的な解決でした。  

釈尊は、悩みは執着によって起きることを説き、それらは、認知と行動により解決するという常識的な教えを説いています。釈尊は人類の歴史上において、私が最も優れたカウンセラーであったという意味は、釈尊が人々に分かりやすく、生活に則した行動変容を説いたからです。