課題

 

会話が一方的になる

マニュアルに頼っていては、相談者自身の環境や問題に触れることが少なくなり、そのため、会話が一方的になり、相談者の気づきを促す、展望を発展させること、行動変容への動機づけが弱くなる。面談は、カウンセラーが話したいことを伝えることではなく、相談者の隠された欲求がどこにあるかを確かめ、カウンセラーの目的と相談者の欲求(実現したいこと)を一致させなければならない。

 

人前で緊張する

 人の前で緊張しない人はいない。むしろ緊張感を持っている方が健康的である。問題は緊張することではなく、相手の役に立ちたいという気持ちである。緊張していてもどのように役に立てるかを相談者に伝えればよい。

 

面談場面でうまく進められない

 うまくいかないのは、自分のペースで進めようとしているからである。相談者の声を聴こうとせず、相手が承諾しているかどうかも構わず、言いたいことを話しているからである。

 大切なことは、目の前にいる人間である。こちら側に対しての猜疑心や不安感の程度、行動を変えることへの準備はできているかどうか、さらに、相手が本当に望んでいること(表面的な問題ではない)は何かなどカウンセラーの観察力が求められる。

 

話が続かない

 カウンセリングは「意図された会話」(機会がくれば,目標達成のための特定の行動を実行すること)である。例えていえば、演劇の台詞と同じと考えても良い。台詞を憶えなければ役割は演じられない。話が続かないのは、会話の目的もゴール(結末)もないということになる。

 

自信がない

 誰しも自信のない人からカウンセリングを受けたくはない。できればベテランの人から受けたいと考えるが心情である。自分の甘えを脱ぎ去り(認知の修正)、真摯に向き合うだけである。また、自信がないことで何かの言い訳しているのか、本当に自信を持ちたいのかを振り返る必要がある。もし、前者がカウンセリングを行えば、カウンセラーが相談者を必要とする依存関係に陥り、相談者の役に立つことはできない。後者であれば、訓練を重ね、経験を糧にすることである。自身がない人の多くはトレーニング不足である。

 

相談者に出会えない

 考えているだけでは相談者と出会えることはない。まず、人に会ったとき渡せるものを準備できているか(リーフレットや名詞、イベント情報等々)。また、月間・年間スケジュールの作成(行動プラン)、カウンセラー自身の目標管理(評価プラン)ができているかなど基本的なことを基本どおり行うことである。スケジュールや目標のない所に成果はない。理念と問題意識を持って自分で考えることである。運や偶然さえも、粘り強さと行動から生まれている。