今年のテーマは可動域です。

また、それを認識、判断するためには感性が必要になります。



感性とは、相手と関わりながら生きる人間の、

関わりを支える本質的な能力です。


感性とは、身体的自己とその対象との

相関に対する把握能力ということができます。



しかも、その相関的な関係が適切であるかどうかの

価値判断を含んでいます。

その意味で、たんなる認識能力でなく、

価値判断の能力でもあります。



感性、それは、環境の変化に適切に対応する能力です。

たとえば、「静かに」「ゆっくり」「深く」が

ホメオストレッチの法則に上げられています。

これは、ホメオストレッチに関わる人々に

「静寂」や「深遠な世界」を実現するためであり、

この「静かに」「ゆっくり」「深く」を捉える能力が感性です。


感性をホメオストレッチから切り離して考えることは

できません。


感性が豊かでない人というのは、

目に見える情報、聞かされた情報だけで物事を判断します。


そして、自分の世界の中にあるものだけで判断してしまい、

「前と違う」といってしまうのです。



それにくらべ、感性が豊かな人は、その背景や、

人物の心情なども想像しながら、

イメージを膨らませた上でアプローチしていきます。

だから、その人にあった操作が可能になるのです。


では、どうすればこの感性を高めることができるでしょうか。

感性はその大半の過程が無自覚・無意識のうちに起こる

脳内のプロセスであることに注目してください。


したがって、感性を高めるには、緊張を除き、

脱力することが必要になります。


そして、技術研修の意味について考えてください。



習ったことを忘れたくないという消極的な動機では、

優れた技術は身につきません。


技術は、人間の幸福のためにあります。

誰を幸せにするのか。



この原点を忘れないようにしてください。


技術は誰かを幸せにするために身につけるものです。




2014年の夏季研修