2014年、厚生労働省が「国民生活基礎情報」を公表しました。

子どもの貧困率については、

2008年に2006年度の数値が初めて公表され、

14.2%という数値が人々に大きな衝撃を与えました。



 2011年には、1986年までさかのぼって貧困率が計算され、

子どもの貧困率が右肩上がりに増加していることが

確認されました。


今回は2012年度の数値が発表されましたが、

増加に歯止めがかからず、

子どもの貧困率が16.3%まで増大し、

子どもの6人に一人が「相対的貧困」という状態

置かれていることが分かりました。



この貧困問題は少年非行とも関連が高く、

少年院の新収容者の「貧困」の割合は3人に1人となっています。

子どもの貧困問題は、社会的な支援を含め、

現代社会の重要な課題でもあります。


しかし、子どもの貧困は単にお金が少ないという

問題だけではなく、

不安感、低い自己評価、目標や希望を持てない、

社会的孤立といった問題を忘れてはなりません。



 「ふくおか子ども白書」(子どもNPOセンター福岡)によると、

 中学生4人に3人(74.6%)が「疲れやすい」という

 身体的な不調を抱えています。


 高校生は、4人に3人(75.3%)が

 「疲れやすい」、3人に1人(37.7%)が「寂しい」、

 2人に1人(54.1%)が「すぐ不安になる」と訴えています。



 また、悩みを相談する人は、友達(65%)、

 母親(56.6%)、父親(27.6)となっていて、

 相談相手は家族より友達であることは

 この年代の特徴といえます。


 そして、家族で最も頼りにされているのは,

 権威的な父親ではなく、子どもを癒す、

 母親であることは注目に値します。