私たちが生活するうえでの多くの悩みは人間関係にあります。


人間関係の悩みの多くは、自分と異なる他者を、自分の手の届くところに管理したり、支配したりしようとすることにあります。


親子や夫婦、上司と部下、先生と生徒、友人同士、などの身近な人間関係によくみられます。



自分と違うことが許せず、自分の思い通りにしようとしてしまいます。


自分と違う考えが存在することが、我慢ならなくなります。そうすると、相互に理解し合おうとすることは、いつしか理解しえないものを排除し、攻撃する言動となってしまい、怒りや否定を生み出して相互理解には到達できません。



家族間などの親密な人間関係であれば、気づかないうちに、いつの間にか、愛であるはずのものは、相手を支配し拘束しあう、所有する愛となってしまいます。



心が自由でいるためには、真の意味で他者を理解することが必要です。理解とは認知的な理解を超えた、感情的な理解であることは言うまでもありません。



自分の思い込みを消して相手を理解するためには、寛容さを身につけることが大切になり、そのためには、なによりも先に自分自身の緊張を除かなければなりません。


そして、生涯にわたって自分自身を成長させるという自覚が必要です。