カントは善意志を人間が幸福に暮らしていくためには欠かせない条件と


している。



カントは、「善意志は、それが遂行し或いは成就するところのものによ


って善ではない、また、何によらず所期の目的を達成するから善ではな


い。



善意志は、実に意欲によってのみ還元すれば、それ自体として善なので


ある。」



この言葉は、ドイツ観念論の善意志は、目的達成に役立つから善ではな


く、その意志自体が善であるとしているが・・・、


実にこれが理想である。



確かに、結果的に善意志が成就されれば、それは、行為の結果も善とし


ての高い評価を得ることができ、より一層、価値の高いものになるので


はなかろうか。



しかし、善は、その過程にも結果にも同様の価値があると思う。