アメリカで行われたライフイベントのストレス度 調査では、配偶者の死を最大の 100 と数値化しています。


また54歳以上の男性の調査では、配偶者、パートナーとの死別後 6カ月以内の死亡率が、配偶者のいる場合に比較して約 40% 上昇することがわかっています。


また死別後1年以内に抑うつの兆候 を発症する未亡人は47% にのぼり、夫がいる女性の8%と比較すると有意に高いことが知られています。


そして配偶者との死別が、高齢者におけるうつ病発症の最大の危険因子となっています。



死別者うつ病症状の出現頻度は、性別、配偶者を突然あるいは長期に患った後に亡くしたか、結婚生活が幸せだったか不幸せだったか、信仰深かったかそうではなかったかという点において有意な差異はありません。



また、家族の中に潜在していた問題が急に顕在化、トラブルや摩擦が生じたりすることもあります。


がん患者の 3-4 割が何らかの精神疾患を併発しますが、実はそのご家族も 1-4 割の割合で適応障害やうつ病などの精神疾患を併発することが知られています。



そして、家族が受ける精神的ダメージの大きさも、がん患者のそれとほぼ同程度になります。



一般的に介護している人の免疫機能が低下し、死亡率は上昇すると言われています。  家族が「第二の患者」と言われる理由です。



このように、誰もが出会う人生の諸問題をどう乗り越えるかという課題は、家族の中に家族を支える中核的人格を育てることが大切になります。


家族の誰かが、あるいは、その家族の身近な人々の手によってなされることは、極めて身近で、重要な社会活動あることはいうまでもありません。


そして、その理念を実践することがBTUに学んだ学生の精神であると考えます。