震災のショックや避難所生活のストレスなどが原因とみられる心疾患や脳卒中の患者が、震災の直後にはおよそ2倍に増えていたことが、東北大学の研究グループの調査で分かりました。


東北大学医学部の下川宏明教授らのグループは、震災前後の15週間にわたる宮城県内のすべての消防の救急搬送の事例を分析し、震災前の同じ時期のデータと比較しました。

震災後、まもない去年3月18日から1週間の心不全の搬送件数は66件で、おととしと3年前の27件と比べて2倍以上になっていました。
また、脳卒中の搬送件数は113件で、おととしの69件や3年前の63件の2倍近くに達していました。

心不全や脳卒中で搬送された事例は年齢や性別、住んでいる地域を問わず増えていたことも分かり、研究グループは、震災のショックや避難所生活などで大きなストレスを受けた患者が宮城県の全域にいたことが推測できるとしています。

そのうえで、心疾患や脳卒中は震災直後の薬不足や避難所での偏った食生活も原因になっていると分析し、対策として、ふだん使っている薬の種類をきちんと把握しておくことや保存食の塩分を減らすことが必要だとしています。

NHK ウェブニュース



最新刊のご案内

「見えないストレスを克服する 一日10分脳ストレッチ」

http://www.btu.co.jp/media/2012/08/entry_1251/